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7月1日:失敗しない野菜の挿し木のやり方
今年の水耕栽培実験は、ミニトマト1株ときゅうり1株でやることにしました。養液補充が自動でないため、とても大変なので。
最初の小さな株のうちは良いのですが、大きく成長し背丈が高くなると、養液の補充量がどんどん増えていきます。
また、着果して大きくなっていくときには、1日に1株当たり1L以上を補充することになり、養液も毎日のように作らなければならなくなるからです。
その分成長も早く、毎日のように実が収穫できるのですが・・。
それで今年は作戦を変更しました。
水耕栽培で育てる株数を減らすことに。
そして、ミニトマトの場合は脇芽が出て、何度となく摘み取るのだから、それを挿し木して増やそうと考えたのです。
また、きゅうりはすぐに背丈が大きくなり横に這い出すので、成長点を適当なところでカットして挿し木を行い、2世作りのテストをしてみようかと。
トマトやミニトマトは過去に何度も挿し木を行い、ほとんど毎回成功しています。
今回はやったことのある畑への挿し木だけでなく、水耕挿し木にトライすることにしました。おそらくこちらの方が、はるかに確実なので。
一方、きゅうりは過去にやったことがないので、初めての挑戦をしてみることにしたのでした。
結果は、やり方によって差がありますが、きゅうりの畑への挿し木を除き、全て成功しました。
ミニトマトの挿し木
・ミニトマトの畑への挿し木
最初に弱って干からび状態に近くなりましたが、立派に再生して現在は少しずつ大きくなってきています。(10日間くらいは元気がありませんでしたが)
・ミニトマトの水耕挿し木
一方、最初にペットボトルに水を入れて、そこへカットした脇芽を入れるやり方は、脇芽は一切弱った感じにはならず、1週間強で白い根がたくさん出てきました。
その後、畑に移植したのですが、ほとんど弱ったような状態にはならずに、すぐに元気に成長を始めました。
従って、発根したときに畑には植えずに、そのまま水を養液に替えて水耕栽培に移行していったなら、非常に簡単に水耕野菜を1株増やせるはずです。
現在、第2段(脇芽No2)と第3段(最上部の成長点)は、ペットボトルの水の中で、小さな花が2つほど咲いています。
きゅうりの挿し木
・きゅうりの畑への挿し木
成長点から20cmをカットして、そのまま畑に挿し木をしました。
最初の4~5日は何とか頑張っているように見えたのですが、そのあと土の中の部分が干からびて、抜けがら状態になってしまいました。(土の上の部分は下の写真の通り)
完全な失敗です。やはりきゅうりは、水分を切らすとあっという間にダメになるようです。
・きゅうりの水耕挿し木
一方、ペットボトルの水に入れた第2段は、一切干からびた状態にはならずに元気に成長を続けています。最近は、2本の蔓が伸び始めて、隣のミニトマトの挿し木に巻きついたりし始めました。
発根したあと畑に移植するとどうなるのか・・ですが、今回は確実にきゅうりの挿し木を成功させたいので、まずは水耕栽培挿し木でいこうと思っています。
水耕挿し木は失敗しないので・・。
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7.6:水耕栽培、成長の速さの秘密
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