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植物工場の照明条件
ここ最近、我が家の植物工場のトライをどのように進めるか検討しています。
今回はLED照明を自家製作するために、適切な光合成をさせるために必要な明るさは、どのくらいの照度が適当なのかについて調べました。
光飽和点
野菜に光りを当てて光合成で生長を促進させようとするときに、ある程度以上の照度になると光合成が増えなくなる点があります。
それを「光飽和点」といいます。
これ以上照度があっても、光合成量が増えなくなる明るさのことですね。
・トマトやキュウリの光飽和点は、7~8万ルクスとされています。
・光が少なくて良いイチゴやホウレンソウでも、2万ルクス程度。
光補償点
また光合成量と呼吸による消耗の量が釣り合う点、成長のために最低限必要な明るさを、「光補償点」といいます。
・トマトの光補償点は、3000ルクスといわれます。
明るさの比較
真夏の午後1時頃の照度を測定すると、14万~15万ルクスです。また、1月の薄曇りの日は、午後1時頃で6万ルクス程度でした。
これに対し、蛍光灯や電球で勉強に適した照度は、750~1500ルクスとされています。
1カンデラの明るさの光源から1m離れた、光源に垂直な面の照度が1ルクスです。
照度は、距離の2乗に反比例しますから、距離が2倍になれば照度は4分の1になります。
トマトの最低限必要な照度を同じような形で表すと、先ほどの勉強に適した照度の場合で、光源からノートの距離を半分にしたくらいが、トマトでいえば最低限必要な照度ということになります。
照明設置での注意点
なお、明るい光源を使えば良いとか、光源を植物に近づければ良いといっても、温度もチェックしておかないといけないようです。
なぜかというと人間の身体の反応と同じで、そんなに熱く感じない温度でも長い時間照射されると、低温やけどと同じ状態になるからです。
植物への熱ストレスは組織破壊につながり、枯れてしまうことになります。
結論
トマトで言えば、最低が3000ルクスで最高は70000ルクスとなりますので、間を取ると 30000~40000 ルクスあたりが適当な照度ではないかと思います。
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