トップ水耕きゅうりの年越しを確認し実験を終了

水耕きゅうりの年越しを確認し実験を終了

水耕栽培のきゅうりを2階の自室へ持ち込んで、部屋の温度が10℃以下にならない
ように管理して、冬を越せる見込みを得ることが出来ました。

日照が少なく温度の低い環境に弱いきゅうりですが、どの程度の環境だと生きながら
えさせることができるのか、今回の実験でわかりました。

年越し水耕きゅうり1 年越し水耕きゅうり2

やはり問題は、うどんこ病の方です。

正月連休の間、5日間ほど水を霧吹きで噴霧し続けて様子を見ていたのですが、
根治することはできませんでした。

噴霧するとしばらくは姿を消すのですが、葉の上に湿気がなくなるとまた少しずつ、
ジワジワと姿を表すということの繰り返し。

最後はうどんこ病のカビがついた部分を、指や歯ブラシのようなもので軽く擦って
吹き飛ばしてやると、しばらくは葉が活き活きしているということがわかりました。

この部分は、今後の継続課題となりました。

まとめ

今までの実験の詳細を整理して、そろそろ終了しようと思っています。
何しろ外の気温が零下になっているところで、1株だけを枯れないようにして維持
するのは大変なので。

これはあくまでも確認のための実験です。実際に商業ベースでやろうとしたら、
非現実的で経営が成り立たないのはハッキリしていて、あくまでも趣味のレベルで
やるかどうかというところです。

冬期間の観葉植物代わりに、あり得ない緑の植物を部屋に育て続けておくのかどうか‥。

多大な労力をつぎ込んで冬を越させるよりは、まだ雪の残っている早い時期に、温度
コントロールをして発芽させ、環境が良くなってくる3~4月には大きな苗に育てて、
早くからきゅうりを収穫する。

そしてその延長上で、年末の遅くまできゅうりを収穫し続けるというのが、ベストの
取り組み方であるというのが今回の結論になりました。

今後は、早期発芽、栽培スタートの実験を計画していくつもりです。

【今回のテスト環境】

設備:写真の通り、プラスチックのごみ箱を改造した簡易水槽
   夜はLED照明の下、昼は窓際に移動するため、移動用キャスタも取り付け。

照明:昼は窓のカーテンを開けて、その横に移動。窓は2重サッシ。
   夜は部屋の蛍光等とLED照明。深夜はLED照明のみ。

温度:昼はファンヒーターの予熱コイルのみON。室温は11~17℃。
   夜は在室中17~20℃。深夜は予熱コイルのみで、上記の通り。

養液:1週間に1回。500cc前後を補充。その他無し。
 
前:水耕キュウリうどんこ病でぎりぎりの状態

 


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