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野菜の球の締りが悪い原因

 今まで何度もレタスを水耕栽培で育て、そして昨年より白菜をチャレ
 ンジし、昨秋に蒔いたものは越冬させてあと少しで収穫というところ
 まで来ました。

 ここにきて一点、水耕栽培野菜と露地物とでは大きく違う点があるこ
 とに気がつきました。水耕白菜やレタスは、葉がしっかりと巻いてこ
 ないのです。しかも毎回です。

 水耕野菜


 葉は大きく育つのですが、巻こうとする雰囲気のみで葉はひまわりの
 ように大きく開いてしまうのです。そのため、その原因は何なのか、
 何が違うのかを一度よく調べてみようと思ったのでした。

 白菜

蒔きどき

 近くに図書館があるので早速出かけて、野菜栽培/ガーデニングのコ
 ーナーで家庭菜園の本を調べてみました。

 結球するハクサイの球は、80~100枚もの多くの葉によって形づくら
 れていて、播き時が遅いと花芽分化する十月中旬ころまでにこれだけ
 多くの葉が確保できなくなります。

 そのため葉数不足になり、球が固く締まったものにならないと書かれ
 ていました。

 「蒔きどきが遅いと・・」ということ。

 確かに今回の白菜は巻きどきが遅くて、十月中旬頃はまだまだ小さな
 苗という状態でした。しかしわたしは単に蒔きどきだけの原因ではな
 いと想像していたので、まだなるほどとは飲み込めていませんでした。

 逆に早く巻き過ぎると、秋の栽培の場合には夏の暑い時期にぶつかり、
 苗がよく育たず、また、あとから病害が出やすくなります。

肥料切れ

 また、葉数は確保されたとしても、1枚1枚の葉が十分に大きくならな
 いと、球が小さかったり締りが緩かったりして、よい球にはなりませ
 ん。

 大きくするためには、肥料切れさせないことが重要だと書かれていま
 した。

 「肥料切れで葉が十分に大きくならないと・・」ということ。

 野菜に合った適切な時期に栽培を開始して、葉がどんどん成長すると
 きには、肥料切れを起こさないよう、追肥を入念に行うことが大事で
 あるということ。

栽培時期について

 それから「結球開始期」という言葉が書かれていました。
 露地栽培の早生種だと10月上旬のようで、中~晩生種だと10月下
 旬のようです。

 以上のことから、水耕栽培だからと言って1年のサイクルを無視して、
 適当なタイミングで栽培を開始することは、弊害あって良いことはな
 いということでした。

 あまり結球することにはこだわりませんが、次は蒔きどきをよく考え、
 肥料の養分を切らさないようにして、育ててみたいと思います。


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   ・04月13日:水耕野菜の葉はなぜ開く?
   ・04月05日:まだ室内で白菜を水耕栽培中
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